2026/08/28 09:41

革が使うほどに表情を変えていくように、
真鍮も、そして糸も、時間とともに変わっていきます。
写真の財布に使われているのは、シニュー糸。
新品のときは、写真左下のような色をしています。
それが使い込まれ、擦れ、手に触れ、
少しずつ白く変わっていく。
真鍮もまた、最初の輝きを失い、
鈍く、深い色へと変わっていきます。
革は艶を増し、
真鍮は色を深め、
糸は白くなる。
素材によって、時間の刻まれ方は違う。
でも、そのすべてが
使った人の時間によって生まれたものです。
だからPEACEが考える「経年変化」は、
革が飴色になることだけではありません。
物を構成する一つひとつに、
自分の時間が刻まれていくこと。
傷も、艶も、色の変化も。
新品のときにはなかったものが、
使うことで少しずつ増えていく。
そうして最後には、
新品には戻れない、
その人だけのものになっていく。
それが、PEACEの考える経年変化です。
