2026/04/11 10:29



減らしていくと、輪郭がはっきりしてくる。


前は見えていなかったものが、  

残ったものの中に浮かぶ。


足りないんじゃない。  

余っていたのかもしれない。


ポケットに手を入れる回数が、少し増えた。  

確かめる必要はないのに、触れてしまう。


手に残る感触は、もう変わらない。


選んだつもりのものと、  

残ったもののあいだで、


ようやく、静かに揃ってきた気がする。


まだ途中だけど、  

もう戻らないところまで来ている。


そのことだけは、はっきりしている。